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奥田敦也 尺八古典本曲演奏会 ~生音で聴く地無し延べ管尺八~

東京都
▼ 2018年04月14日(土) 14:30開場
2,000円
受付終了
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 平成30年(2018年)4月14日(土)、日比谷コンベンションホール大ホールにて、江戸時代に虚無僧が吹いていた尺八と同じルーツを持つ「地無し延べ管尺八」の第一人者であり、尺八古典本曲の教授所である「禅茶房」を主宰する奥田敦也先生の尺八演奏会を開催致します。

 江戸時代に虚無僧尺八「古典本曲」としてひとつの完成を見た日本の尺八(音楽)は、中世期から江戸時代にかけて、「ぼろ」と呼ばれた乞食僧や、薦僧(こもそう)、虚無僧等によって生み出され、吹き継がれてきた日本固有の(音楽)です。(音楽)とカッコ付きで記すのは、江戸時代まで尺八(音楽)は音楽ではなく、禅宗の一派であると主張し江戸幕府から容認されていた「普化宗」において、尺八を吹くことは修行であり読経に類する行為=吹禅(すいぜん)とみなされていたからです。

 虚無僧の中には愚連隊のような狼藉者も多くいたようですが、一部の虚無僧が吹禅を追究し続けた証として、今日まで150曲以上の「古典本曲」が伝承されています。権力者や富裕層の娯楽や暇つぶしではなく、飢餓と貧困と内乱の地の底から生まれてきた古典本曲は、近代以前に創られた作者不詳の表現主義芸術とでも言うべき、世界音楽史においても類を見ないと思われる独自の完成度に到達しています。

 そして、虚無僧が吹いた「地無し延べ管」で、比類なき技量と哲学をもって古典本曲を追究されてきたのが奥田敦也先生です。
 奥田先生は生音主義で録音には消極的であるため、これまで市販されたCDは『禅の音 地無し延べ長管尺八』他、数枚であり、この度の演奏会は、奥田先生の古典本曲の独奏を生音で聴く貴重な機会となります。曲目は奥田先生が演奏会の場で決められます。
 半世紀にわたる吹禅の追究と自作の地無し延べ管尺八によって生み出される古典本曲の深遠なる「禅の音」の世界をご堪能ください。

『奥田敦也 尺八古典本曲演奏会 ~生音で聴く地無し延べ管尺八~』
◎開催日時:平成30年4月14日(土)14:30開場 15:00開演
◎会 場:日比谷コンベンションホール(大ホール) 
     東京都千代田区日比谷公園1-4 日比谷図書文化館 B1F
◎入 場 料:前売2,000円/当日2,500円
 前売予約は本Webページか、yoyaku180414@gmail.comへ氏名・フリガナ・予約枚数をメール
 予約・事前購入は、本「TiGET」Webページ(VISA,Master,AMEX)か、
「Livepocket」Webページ(JCB,VISA,Master,コンビニ) https://t.livepocket.jp/e/atsuya_okuda
◎お問い合わせ・取材のお申込みは info180414@gmail.com

◎奥田敦也先生プロフィール:
 愛知県蒲郡市出身。早稲田大学在学中にモダンジャズに傾倒、その後プロのトランペッターとして活動中、武満徹作曲「エクリプス」「ノヴェンバー・スッテプス」を聴いて尺八の音に衝撃を受け、奏者である横山勝也師に尺八を師事、そこで師の父製作、尺八「蘭畝管」を譲り受ける。同時に横山蘭畝・勝也父子を通じて”海童普門”を知ることにより、「地無し延べ管尺八の無限な音色の可能性」に魅了される。
 その後、明暗流尺八の生き字引とまでいわれていた岡本竹外師に虚無僧古典本曲を師事。
 昭和59年(1984年)岡本竹外師より「明暗蒼龍会免許印可書」を受ける。
 翌、昭和60年(1985年)「地無し尺八」の普及活動の一環として、気楽に聴いてもらえる空間「禅茶房」を東京国分寺に開き、古典本曲をベースに海童道曲についても研究。以降、「禅茶房」は指導と普及の場となる。
 昭和63年(1988年)春と秋、年2回の「禅の音研究会」が始まる。(以降、毎年開催)
 平成2年(1990年)自ら竹藪で竹を採り尺八を作るための「竹採り会」を群馬県にて実施。以降、毎年開催。(平成6年からは長野県に竹採り場所を移動)
 平成3年(1991年)4月「禅茶房調べ会」設立。
 平成7年(1995年)11月第32回国分寺市民文化祭に初めて「国分寺市古典尺八連盟」として参加。以降毎年国分寺市いずみホールにて「古典尺八演奏会」を開催。
 平成14年(2002年)CD「禅の音」リリース(平成14年度文化庁芸術祭参加)
 この録音は橋本雄二氏プロデュースによるもので、以下は氏による”制作ノート”
 「驚きの録音ー古典本曲・三曲合奏・現代曲の録音多数経験してきて、いわゆる尺八の概念が私の中では出来上がっていたはずだったが、奥田師の現場は驚異的な緊張に満ちたものだった。長大な曲・深遠な曲、どの曲も暗譜でノーミス!私の前に念のため広げた楽譜が生命を得て吹奏されていた。超人的なコンセントレーション(集中)が師の音楽を生かしているにちがいない。それは禅の究極のあり方に通づる。通常聴き手は受動的に音楽に対峠するが奥田師の場合、宇宙に広がるその音楽とコレスポンデンス(照応)せざるを得ない。かって永平寺貫首秦慧玉禅師から、むやみと音をもてあそぶな!と染筆を頂戴したがその意味を奥田師との出会いで私はやっと理解し得た。」
 平成18年(2006年) 国分寺市文化功労表彰受彰
 スイス・チューリッヒ、オーストリア・ウイーン、カナダ・ヴィクトリア・ヴァンクーヴァ、アメリカ・カリフォルニア・バークレイ、イギリス・ロンドン、フィンランド・ヘルシンキ等、海外でも多数のコンサートとレクチャー等を行い、現在に至る。
 
 古典本曲と地無し延べ管尺八についての奥田先生の言葉です。
『古典尺八の魅力は何といっても、江戸時代に吹かれていた独奏曲、つまり独奏の調べ(しらべ)にあります。
 これを尺八では本曲といっています。
 今では普通に調べ(しらべ)というと音楽になりますが、本曲は音楽ではありません。
 本曲を吹くことは吹禅(すいぜん)といい、座って精神を集中させる座禅と同様に禅の理念を呼吸で表します。
 まず呼吸を「気」ととらえ、その息を管の中に吹き込むことで「気」の流れが音に変換する、この音を「気」の表れといい、これが本曲であります。
 「気」とは万物生成の根元でもあります。
 言葉を変えていうなれば、自然界の音、もしくは森羅万象の音をこの一管に集約するといってもいいかもしれません。
 皆さんが普通耳にする尺八は、合奏可能となっている楽器です。
 江戸時代が終わって明治期に尺八が一般大衆に開放され、同時期に西洋音楽がドッと入ってきた際に、江戸時代に使われていた地無し延べ管の尺八を、より楽器化するために創意工夫がなされました。
 真ん中あたりで切断して中継ぎを入れ、内部に砥の粉と漆を塗って調整、調律が施され現在に至っています。
 明治時代中頃の一丸定吉(いちまるさだきち)の考案といわれています。
 これによって、以前より大きい音量を得、均質な音色となり、三曲合奏や民謡のみならずジャズやポピュラー音楽にも対応し易い楽器となりました。
 地無し延べ管である古典尺八は、仏教でいうところの法(真理)を表現する道具と考えられ、その道具に竹を使うことから法竹(ほっちく)とも称されます。』

Atsuya Okuda
Shakuhachi Kotenhonkyoku Concert
Sound of jinashi nobekan shakuhachi 

 Shakuhachi Master Atsuya Okuda gives a performance on Saturday April 14, 2018 at Hibiya Convention Hall, Large Hall. Master Okuda is a founder of shakuhachi koten honkyoku teaching institute “Zensabo” as well as a leading player of jinashi nobekan shakuhachi which derived from the same instrument played by Edo period komuso (Buddhist monks).

 Komuso Shakuhachi “Kotenhonkyoku” embodies the spirit of Japanese music through Shakuhachi and came to establish its style in Edo period. Incubated by Komoso, Komuso, and Kojikiso who were referred to as “rag”, Kotenhonkyoku has been passed down as Japanese unique “music” since Japanese medieval and Edo period till today. The hesitation of calling it “music” is due to the usage of Shakuhachi music by Hukesyu monks who were acknowledged as one line of Zen Buddhism. These monks played the instrument as ascetic training called “Suizen” and considered it equivalent to scripture chanting.

 Although quite a few komuso were violent hoodlums, some monks kept pursuing suizen and orally passed down more than 150 koten honkyoku pieces from generation to generation. Koten honkyoku were born not as a hobby of the riches, but from the heart of people who suffered through starvation, poverty and civil war. They are polished art pieces created by anonymous composers of Expressionism before 20th century. Its level of sophistication is so unique that it has no comparison in the world music history.

 Master Atsuya Okuda has studied koten honkyoku through his unique philosophy and incredible skill on the instrument, jinashi nobekan, which is the same style of shakuhachi the komusou monks used. Master Okuda regard the live sound of the instrument important. He rarely records his performances. There are only a few CDs available for sale including “Sound of Zen: Jinashi nobekan shakuhachi.”
 This is a precious opportunity to hear his acoustic live sound and performance of solo koten honkyoku. Master Okuda will decide the program on the stage. Please indulge yourself in the abstract sound of Zen, which is created by handmade jinashi nobekan shakuhachi and half a century pursuance of Suizen study.

 “Jinashi nobekan shakuhachi” is made by gouging out the bamboo stalk and simply creating some holes in the bamboo. Unlike the contemporary shakuhachi, which are manufactured by putting multiple layers of ji-paste inside the bore and then finely tuning the instrument. Jinashi nobekan shakuhachi makes a use of the natural sound of the bamboo itself.

(Location) Hibiya Convention Hall (Large Hall)
1-4 Hibiya-Kouen, Chiyoda-ku, Tokyo Japan Hibiya Tosho-Bunka-kan, B1

Tickets: Advance Ticket Price 2000 yen / Price at the door 2500 yen
* Ticket at the door is available for cash purchase only. We appreciate your cooperation.

Advance Tickets are limited in number. Tickets are available by reservation and advance purchase while supplies last. Please follow the directions below for reservations and advance purchases.

Please type “Atsuya Okuda Concert Advance Ticket reservation” under the subject. In the main body of the email, please type the name of the person to make the reservation under, and number of tickets reserving. Please make a payment at will call on the day of the concert.

1. Advance Purchase Booking email: yoyaku180414@gmail.com

2. “TiGet” Website https://tiget.net/events/22368
-Reserve Advance Ticket and make a payment with cash on the day of the concert.
-Advance Purchase with credit card (Accepting VISA, Master, AMEX)

3. “Lilvepocket” website https://t.livepocket.jp/e/atsuya_okuda
- Advance purchase with credit card (Accepting VISA, Master, JCB)
- Advance purchase at a convenience store

Sponsor: “Atsuya Okuda Shakuhachi Kotenhonkyoku Concert” Operation Office

Contact: info180414@gmail.com

出演者
奥田 敦也
開催日
2018年04月14日(土)
主催または登録者
「奥田敦也 尺八古典本曲演奏会」運営事務局
会場
日比谷コンベンションホール 大ホール (東京都千代田区日比谷公園1-4 日比谷図書文化館 B1F)(東京都)
イベントのお問い合わせ

下記のメールアドレスでも前売券のご予約を受け付けております。
メールの件名に「奥田敦也演奏会前売券予約」とお書きになっていただき、メール本文に、予約なさる方の氏名と氏名のフリガナと前売券の予約枚数を記載してご送信ください。
◎前売券予約メールアドレス: yoyaku180414@gmail.com
◎お問い合わせメールアドレス: info180414@gmail.com

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その他

◎注意事項:
 古典本曲は、音と音の間(ま)、無音が非常に重要な要素となりますので、下記の注意事項をお守りいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・就学前の乳幼児の入場はご遠慮ください。
・演奏中は、スマートフォン、携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに設定してください。
・演奏中の録音、写真撮影、動画撮影はご遠慮ください。
・演奏中の私語はご遠慮ください。
・演奏中の出入りは極力ご遠慮ください。
・客席での飲食はご遠慮ください。

開場 14:30 / 開演 15:00
●予約

前売券:2,000 円(演奏会当日、会場受付で、予約時に送信される受付番号と予約名をおっしゃっていただき、現金でお支払いください。)

当日券:2,500 円(演奏会当日、会場受付で現金でお支払いください。)

開場 14:30 / 開演 15:00
●前売りチケット

前売券:2,000 円(演奏会当日、会場受付で、受付番号とご購入者名をおっしゃっていただき、ご入場ください。)

当日券:2,500 円(演奏会当日、会場受付で現金でお支払いください。)

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