ブルゴーニュ公国の音楽 ― 中世のたそがれ、ルネサンスのあけぼの ―

---------- 3月19日 11:33更新 ----------
本公演は、国による検疫の強化により海外出演者の来日が困難になったため中止となりました。
楽しみにしてくださっていたみなさま、ありがとうございました！

すでにチケットをご購入くださっている方々にはメールをお送りし、ご購入済みの方は払い戻しの手続きを、ご予約済みの方はお申し込みのキャンセル手続きをいたしました。
一方的な対応となってしまいましたが、どうか事情をご理解いただければ幸いです。

また、連続して開催予定の「大阪中世まつり」も、メイン講師が来日できなくなったため、中止または内容に大幅な変更を余儀なくされました。
こちらは坂本音楽スタヂオのウェブサイト、ツイッターなどでお知らせいたします。
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　14 世紀から15 世紀にかけて、フランス東部ディジョンから現在のベルギー、オランダに至る地域にはブルゴーニュ公国が栄えていました。
その栄華のなかで、昨年の郷町館古楽コンサートでとりあげた作曲家ギヨーム・デュファイらの手によって、音楽は中世の様式からルネサンスの様式へと大きな転換を遂げてゆきました。

　このコンサートでは、おなじくブルゴーニュ公国で活躍したピエール・フォンテーヌ、ボード・コルディエ、ギヨーム・ルグランなど、日本ではまだ取り上げられることの少ない作曲家たちの作品をとりあげます。

演奏曲目
ボード・コルディエ
　ロンドー・カノン《すべてはコンパスによって》
　バラード 《この上なく優美なお方》
ピエール・フォンテーヌ
　バラード《羊飼いの乙女》
　ロンドー《彼女のよろこびのためによろこんでお仕えしよう》
ギヨーム・ルグラン　ヴィルレー《甘い花》
ヨハネス・タピスィエ　《サンクトゥス》　ほか
＊すべてラモンデンク氏校訂による楽譜を用いて演奏します。

コンサートフライヤーはこちらのサイトからご覧ください
https://sakamochi.jp/

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主催） 伊丹市立伊丹郷町館 ［公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団／伊丹市］
企画） 坂本音楽スタヂオ

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▼演奏者のプロフィール

ブリス・ラモンデンク （Brice Ramondenc）　歌、ギテルヌ
　ギタリストとして音楽の勉強をはじめ、民族音楽からメタルロックまで幅広いスタイルに精通。
モンペリエ大学にて、ジゼル・クレマンの指導で音楽学学位取得、中世音楽に傾倒する。
器楽奏者、歌手としてブリジット・レーヌ、マルセル・ペレス、ドミニク・ヴェラールの各氏らのもとで研鑽を積む。ラファエル・ピカゾス氏のもとで中世の即興、記譜法、対位法を学ぶ。
　​2013年にヴォーカル・アンサンブル「Hortus Deliciarum」を設立、フランス国内で40回を超えるコンサートを実現。2017年から毎年来日、「大阪中世まつり」の中世音楽講師をつとめるとともに、伊丹郷町館古楽コンサートに出演している。

ささきひろ子（ささき ひろこ）　歌
　宮城県出身。現在は西日本を中心に宗教曲のソリスト等、古楽・アンサンブル分野での演奏活動を行う。エリザベト音大付属エリザベトシンガーズ正団員。World Youth Choir/Asia Youth choir日本代表。
　独自の身体テクニックを取り入れたボイストレーニングを各地で行い、様々な合唱団のボイストレーナーを務める。合唱コンクール全国大会金賞団体のボイスコーチを担当するなど、声の指導実績は1000人を超える。
宮城教育大学生涯教育総合課程声楽卒業。仙台オペラ協会研究生修了。声楽を広瀬奈緒、高橋絵里、波多野睦美の各氏に、合唱指揮を松原千振氏に師事。

前田りり子（まえだ りりこ）　中世フルート
　モダン・フルートを小出信也氏に師事。全日本学生音楽コンクール西日本大会フルート部門高校生の部第１位入賞。その後バロック・フルートに転向して桐朋学園大学に進学。オランダのデン・ハーグ王立音楽院の大学院を修了。有田正広、B. クイケンの両氏に師事。
　1996 年、山梨古楽コンクールにて第１位入賞。1999 年、ブルージュ国際古楽コンクールで第２位入賞。バッハ・コレギウム・ジャパン、ソフィオ・アルモニコなどのメンバーとして演奏・レコーディング活動のほか、「フルートの肖像」を東京書籍より出版し、執筆活動にも力を入れている。東京藝術大学、上野学園大非常勤講師。公式ホームページ「りりこの部屋」で検索。

坂本卓也 （さかもと たくや）　ヴィエール（中世フィドル）
　ヴィオラ、バロック・ヴァイオリンを大津睦、J.-Ph. ヴァッサールの各氏に師事。中世音楽理論をルドン絢子氏に学ぶ。
　ヴィエール、バロック／モダン／エレクトリック・ヴァイオリン、ヴィオラを自在に持ち替え、中世、初期バロック、クラシックから昭和歌謡まで、幅広く演奏活動を行っている。
　また、坂本音楽スタヂオでは身体にトラブルを抱える演奏家のためのメソッドでの指導に力を入れているほか、関西で類を見ない中世音楽の理論講座やアンサンブル・レッスンを開講し、中世音楽がかかわるさまざまなイベントを企画している。
　日本中世フィドル協会大阪支部長。 https://sakamochi.jp/