聖母マリアのカンティガ集

東京都

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聖母マリアのカンティガ集
2025年4月5日(土)

出演者
メネストレッロ
久保田潤子 歌、ロマネスクハープ、中世フィドル
前田りり子 中世フルート
坪田一子 中世フィドル
小川美香子 パーカッション、プサルタリー

ゲスト
田尻健 歌
ルネ・ジェニス=フォルジャ 中世リュート

第1公演 開場 12:30 開演 13:00
第2公演 開場 16:30 開演 17:00

会場 番町教会(四谷・麹町)

演奏曲目
聖母マリアのカンティガ集より
プロローグ トロバドールたるものは
第7番 妊娠した修道院長
第15番 背教者ユリアヌスの死
第78番 火から逃れ非難された男
第111番 おぼれた司祭
第123番 悪魔を追放した瀕死のフランシスコ会士
第139番 キリストの幼子像にパンを捧げた少年
第159番 肉を盗まれたロカマドゥール巡礼者たち
第166番 サラスで癒された足の不自由な男
第200番 私は聖母マリアを讃えた
第340番 栄光に満ちた聖母マリア

プロフィール
メネストレッロ
中世の音楽を演奏することを目的とし、2018 年より活動を開始。グルー プ名の「メネストレッロ」は中世ヨーロッパで王侯貴族に仕えていた職人音楽家のことで、主人のために宴を盛り上げ客人を喜ばせていた。 奏者と聴衆が一体となって楽しめる宴のようなコンサートを目指し、中世の専門家のレクチャーや講習会などに参加し、研鑽を積んでいる。
これまでに、近江楽堂のランチタイムコンサート(聖母マリアのカンティガ集やカルミナ・ブラーナの音楽によるコンサート)や、2019年にはゲストに中世音楽専門の声楽家である夏山美加恵氏を招いてイベリアの詩人マルティン・コダシュの音楽をテー マに、2020年にはハープの渋川美香里氏を招いて F. ランディーニの作品をテーマに、2022年には鈴木美登里氏を招いてスクァルチャルーピ写本をテーマとし、2023年には音楽学者の宮﨑春代氏を招き「パンデミックと音楽の力」と題した公演を行った。

ゲスト
田尻健 (Ken Tajiri)
関西学院大学法学部法律学科卒業。エリザベト音楽大学大学院音楽研究科宗教音楽専攻修士課程修了。 フランスのオーベルヴィリエ・ラ・クールヌーヴ地方音楽院にてバロック声楽のDEM(音楽研究資格)取得。ヘンデルの「メサイア」、バッハの「ロ短調ミサ」、モーツァルトの「レクイエム」などのソリストとして様々なコンサートに出演。 オペラではヘンデルの「アルチーナ」オロンテ役、ラモーの「プラテー」テスピス役、カヴァッリの「ラ・カリスト」パーネ役などで出演。ベアータ・ムジカ・トキエンシス、古楽アンサンブル コントラポントのメンバー。Hiroshima Bach Soloists 主宰。エリザベト音楽大学非常勤講師。

ルネ・ジェニス=フォルジャ(René Genis-Foulger リュート)
ルネ・ジェニス-フォルジャは、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でアンソニー・ベイルズにリュートを師事。1988年にディプロマを取得。在学中にすでにスペインの初期音楽に魅了され、ヴィウエラや歴史的なギターを弾き始めた。ポール・ファン・ネーヴェル、マリウス・ファン・アルテナ、クロフォード・ヤング、ポール・オデット、フアド・ベニスらのコースやマスタークラスを受講。アンサンブルやソリストとして、オランダ国内はもとより、スペイン、ドイツ、ポーランドなど多くの国際古楽音楽祭に招かれ演奏。オランダに置いてアムステルダム音楽院にてリュート科非常勤講師も務めた。言語学者であるとともに中世とルネサンス音楽への造詣が深い。

聖母マリアのカンティガ集とは
ルネ・ジェニス=フォルジャ
アルフォンソ10世 「エル・サビオ 」は、様々な民族を含むカスティーリャ、レオン、ガリシアの王でした。特筆すべきは、アルフォンソの治世の間、キリスト教徒、ユダヤ教徒、アラブ人などの地位が認められていたことです。アルフォンソはそのニックネームが示すように賢明な王であり、争いを好みませんでした。彼の大いなる望みは、王のみならずトルバドゥールになることでした。詩人でもあり音楽家であるトルバドゥールが、選び-そして認められたー自分より地位の高いパトロンの貴婦人に称賛の歌を捧げるというは、古いフランス・プロヴァンス地方の教養高い伝統でした。
王にとってより地位の高い女性は、キリストの母である聖母マリアだけです。こうして、アルフォンソの宮廷では聖母マリアを称賛する400以上の詩が生まれ、それらは美しく装飾された数冊の写本となって私たちの手元に伝わってきました。それぞれの詩にはメロディーがつけられ、そのメロディーのいくつかは、フランスに起源を遡ることができます。
2つのタイプの詩があり、10曲ごとに“loor ”と呼ばれる純粋にマリアを賛美する歌があります。それ以外はすべて “miragre “と呼ばれ、マリアが起こした奇跡を歌ったものです。聖なる母を賛美しているとはいえ、その歌は厳密には宗教的なスタイルではなく、これは教会音楽ではなく宮廷音楽です。また、宮廷には、カンティガの挿絵にあるように、さまざまな文化的伝統を持つ人々が集まっていたので、演奏も文化的に混ざり合ったものであったに違いなく、当時のヨーロッパでは他に例を見ない、興味深く、色彩が非常に豊かな音楽的パレットを作り出していたと考えられます。

開催日
2025年04月05日(土)
主催または登録者
前田りり子
会場
日本キリスト教団 番町教会(東京都)
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開場 12:30 / 開演 13:00
●予約(前売り券)

料金4,000 円

開場 12:30 / 開演 13:00
●予約(ペア券)

料金7,000 円

開場 12:30 / 開演 13:00
●予約(学生券)

料金2,000 円

開場 16:30 / 開演 17:00
●予約(前売り券)

料金4,000 円

開場 16:30 / 開演 17:00
●予約(ペア券)

料金7,000 円

開場 16:30 / 開演 17:00
●予約(学生券)

料金2,000 円

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