フォルテピアノで聴くドイツリートの愉しみ 「アデライーデ」~ ベートーヴェンからシューベルトへ
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- チケット情報
✤ウィーン式アクションのフォルテピアノによるドイツリートのコンサート @山王オーディアム✤
18世紀末から19世紀初頭、ウィーンの街に生きたベートーヴェンとシューベルト。本公演では、フォルテピアノ奏者の上尾直毅さん共に、この二人の作曲家それぞれの初期・中期に書かれた瑞々しい歌曲作品に焦点を当てます。
使用するフォルテピアノは、アントン・ヴァルター製作(1795年頃)モデルのレプリカ(野神俊哉氏製作、2005年)。
ベートーヴェンの歌曲〈アデライーデ〉や〈ウズラの鳴き声〉は小カンタータと呼べるような作品ですが、この同じ詩にシューベルトも曲をつけており、両者の比較は興味深いところ。シューベルトでは〈糸を紡ぐグレートヒェン〉〈鱒〉などよく知られた歌曲に加えて、1822年に出版された作品8の全4曲(D702, D516, D586, D539)を採り上げます。演奏される機会の少ない作品ですが、マイアホーファーらの詩に寄り沿うシューベルトの抒情性が光る名曲ぞろいです。
そしてさらに…、上尾さんの独奏によるベートーヴェンの「月光ソナタ」は必聴です!!これまでも数々フォルテピアノ演奏の舞台となってきた大森「山王オーディアム」の親密な響きの空間にて、どうぞお愉しみ下さい。 (馬淵元子)
【出演】
ソプラノ 馬淵元子 フォルテピアノ 上尾直毅
【日時】
2023年10月14日(土) 14:00開演(13:30開場)
【会場】
山王オーディアム (JR京浜東北線「大森駅」下車、山王北口より徒歩10分)
【曲目】
ベートーヴェン(1770-1827)
炎の色 Feuerfarb op.52-2
モリーの別れ Mollys Abschied op.52-5
愛 Die Liebe op.52-6
アデライーデ Adelaide op.46
ウズラの鳴き声 Der Wachtelschlag WoO129
ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2「月光」
シューベルト(1797-1828)
アデライーデ Adelaide D95
糸を紡ぐグレートヒェン Gretchen am Spinnrade D118
羊飼いの嘆きの歌 Schäfers Klagelied D121
湖上にて Auf dem See D543
鱒 Die Forelle D550
丘の上の若者 Der Jüngling auf dem Hügel D702
憧れ Sehnsucht D516
エアラーフ湖 Erlafsee D586
川辺で Am Strome D539
夜曲 Nachtstück D672
ウズラの鳴き声 Der Wachtelschlag D742
【チケット料金】
全自由席 前売券 4,000円 (学生券 3,000円 / 当日券 4,500円)
カード決済、コンビニ決済が可能です。(TIGET会員登録が必要です。)
その他、銀行振込でも承ります。下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。振込先をメールでお知らせいたします。(振込手数料はお客様のご負担となります。)
【出演者プロフィール】
馬淵元子 Motoko Mabuchi (ソプラノ)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程にて音楽学(西洋音楽史)を修了。在学中より声楽を始める。2003~2006年ウィーンに留学、宮廷歌手ミルカーナ・ニコロヴァのもと研鑽を積む。帰国後、シューマンの《女の愛と生涯》Op.42、重唱曲集《スペインの歌芝居》Op.74、イタリア・バロック二重唱など、ソロ・アンサンブルで数々の公演に出演。2020年にドイツ歌曲研究会 TALISMANEを立ち上げ、ドイツリートを中心にした自主企画コンサートシリーズを開始。2022年には五反田文化センター音楽ホールにて、鍵盤楽器奏者 武久源造氏の歌曲作品を演奏、好評を博した。最近はノルウェーの作曲家グリーグの歌曲作品にもレパートリーを広げ、いずれも透明感のある歌声で定評を得ている。音楽学を土田英三郎、声楽を篠崎義昭、誉田昭宏、M.ニコロヴァの各氏に師事。各種講習会等にてC.カヴィーナ、G.ヤノヴィッツ、木島千夏、小森輝彦の各氏のクラスを受講した。日本グリーグ協会会員。
ウェブサイト https://motokomabuchi.jimdofree.com/
上尾直毅 Naoki Ueo (フォルテピアノ)
東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。在学時ピアノを辛島輝治氏、チェンバロを山田貢、鈴木雅明、渡邊順生の各氏に師事。山梨の第6回古楽コンクール旋律楽器部門で「通奏低音賞」を受賞する。卒業後オランダに渡り、チェンバロをG・レオンハルト、A・アウテンボッシュの両氏に師事、続いてフォルテピアノをS・ホーホランド氏に師事しそれぞれソリストディプロマを得て卒業。オランダではデン・ハーグ王立音楽院古楽器科の伴奏員、オランダ室内管弦楽団のチェンバロ奏者などを勤めた。現在、国内を中心にCD録音や数々の演奏会で活躍している。「オーケストラ・リベラ・クラシカ」(指揮:鈴木秀美)、声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」(主宰:鈴木美登里)、「レ・ボレアード」(指揮:寺神戸亮)などのメンバー。雑司ヶ谷「拝鈍亭」にて2012年より行われてきた古楽器による「ハイドン鍵盤独奏作品全曲演奏会」シリーズを2021年に全曲演奏を成し遂げ、無事に終了した。2023年にはハイドンのピアノトリオ全曲演奏会シリーズも無事完結した。雑司が谷「拝鈍亭」では引き続き、演奏会であまり採り上げられないハイドンの隠れた名作を演奏していく予定。
2021年にアカデミア・ミュージック社から刊行された、バロック時代の伴奏法である通奏低音奏法を身につけるための教則本「通奏低音の練習」は、大変高い評価を得て、現在絶賛発売中。
ウェブサイト https://muzette.web.fc2.com/
- 開催日
- 2023年10月14日(土)
- 主催または登録者
- TALISMANE
- イベントのお問い合わせ
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
お問い合わせフォーム- その他
ツィッターにてコンサートに関する情報を随時発信します
https://twitter.com/motoko_mab
- 開場 13:30 / 開演 14:00
●前売りチケット(14時開演 自由席 一般)
前売券:4,000 円(前売券)
当日券:4,500 円(当日券)
- 開場 13:30 / 開演 14:00
●前売りチケット(14時開演 自由席 学生)
料金3,000 円(当日、学生証等の提示をお願いする場合がございます)