《ノエルノフエノネ》　トラヴェルソ・デュオ イネガリテ

クリスマスは、寒く暗い冬にあたたかな希望の光が灯される日。それぞれの地域で、キリスト生誕を祝う歌が歌い継がれてきました。フランス語ではクリスマスのことを「ノエル」と言いますが、クリスマスキャロルのこともまた「ノエル」と呼びます。このコンサートでは、18世紀のフランスで出版された曲集から選んだノエルを、当時人気があった楽器、トラヴェルソ（バロック・フルート）とヴィエル（ハーディガーディ）による二重奏でお聴きいただきます。同じ時代のフランスの美しいトラヴェルソ二重奏曲とあわせて、ノエルの日を彩る音楽をお楽しみください。

《プログラム》
N. シェドヴィル：二重奏のための新しいノエル集より
M. P. d.モンテクレール： 二本のフルートのコンセール 第6番 ロ短調
T. ボルデ： 二重奏によるエール集 第2巻より ハ調の組曲
P. D. フィリドール： 二本のフルートのための組曲 ニ調 Op. 1-3　ほか
 
※ 同一プログラム2回公演。
※ ワンドリンク付きです。お茶かコーヒーをお選びいただけます。
※ 各回 限定18席（新型コロナウイルスの感染状況により、お席を減らす可能性がございます）。

本公演は、同会場で開催される下記の展示会のクロージング・コンサートを兼ねます。
「あさがやふゆものがたり」深谷望陶展 　会期：12月18日（土）〜12月24日（土）
 
Inégalitéトラヴェルソ・デュオ 《イネガリテ》
ブリュッセル王立音楽院古楽器科の同級生である、相川郁子と野崎真弥によるトラヴェルソ（バロックフルート）の でこぼこデュオ。二人は同音楽院で2012年より頻繁に共演してきたが、卒業・帰国などを経て2017年2月に正式にデュオを結成した。デュオ名の「Inégalité（イネガリテ）」はフランス語で「不均等、凹凸」を意味するが、フランスバロック音楽の演奏習慣の一つである「不均等奏法」を示す言葉でもある。近年は野崎がヴィエル（ハーディガーディ）に持ち替えての、トラヴェルソとヴィエルの二重奏もプログラムに取り入れている。