時を超えた古の歌-14世紀スペインの多声音楽
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このコンサートは7/3「ラス・ウェルガス写本の聖母のミサ」の再演です
~ラス・ウェルガス写本について~
このラス・ウエルガス写本は14世紀初頭に編纂された写本で、スペイン、ブルゴスにあるシトー会女子修道院で歌われていた宗教歌集を集めたものです。この写本には実際に典礼に使われたものや、自由な宗教詩、練習曲などが多数収められており、編成も単声のものから4声の多声作品、また形式も様々です。
こうした多様な典礼音楽作品はヨーロッパの音楽史上、重要な音楽遺産としてみなされており、また当時の修道院に住んでいた修道女たちの音楽のレベルが、非常に高かったことがはっきりと伺えます。
今回はその中から聖母マリアのためのミサ全曲を、当時の写本を見ながら女声のみのア・カペラ(無伴奏)で演奏致します。
~ラス・ウェルガス・ヴォーカルアンサンブルについて~
私たちは6年ほど前より、ラス・ウェルガス写本について当時の写本を読みながら作品に取り組むとともに、この時代の歌に合った発声(モーダル歌唱法)と音の聴き方や感性も重点的に学んでおります。
中世スペインに響いていたこの素晴らしい音の世界と当時の人々の祈りを、現代に響かせたいと願っています。
本公演出演メンバー
新井道代 井上美鈴 大中利香 岡田彩子 神谷晴奈
久保田潤子 熊澤美華子 寺村朋子 原弥生 平野真由美
樋口麻理子 福島桂子 宮崎和美 望月桂子 渡辺美穂
安邨尚美(賛助出演)
~音楽指導・監修 夏山 美加恵~
名古屋市立菊里高校音楽科卒業後、エリザベト音楽大学宗教音楽学科にて故鈴木仁氏に声楽を師事。第6回山梨古楽コンクール第3位入賞。
ブラバンツ音楽院にて古楽声楽アンサンブルの訓練を受ける。
その後デン・ハーグ王立音楽院古楽科声楽コースに入学。同校修士課程を修了。音楽院在学中より中世音楽への意欲が高まり、欧州における著名音楽家より中世音楽理論、歌唱法を学ぶ。また12年間に渡ってオランダのカトリック教会のカントルとして勤務した経験を持つ。
現在もソロやアンサンブル歌手として中世からバロック時代の古楽作品、さらに現代音楽にいたるまで幅広いレパートリーで演奏活動を行う傍ら、古楽声楽アンサンブルの指導にも積極的に取り組んでいる。
ヴォーカル・アンサンブル・カペラ所属。フォンス・フローリス古楽院講師。
- 開催日
- 2022年02月28日(月)
- 主催または登録者
- ラス・ウェルガス・ヴォーカルアンサンブル
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- 開場 13:30 / 開演 14:00
●前売りチケット(全席自由席)
料金2,000 円
- 開場 18:30 / 開演 19:00
●前売りチケット(全席自由席)
料金2,000 円