ラッソとヴィッテルスバッハ公爵家2~ 宮廷に秘められた音楽(ムジカ・レゼルヴァータ)〜【九段公演】
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ベアータ・ムジカ・トキエンシス 第6回公演
ラッソとヴィッテルスバッハ公爵家 2
~ 宮廷に秘められた音楽(ムジカ・レゼルヴァータ)〜
レクチャー付きコンサート
ベアータ・ムジカ・トキエンシスは、ルネサンス後期を代表する作曲家オルランド・ディ・ラッソの膨大なレパートリーを少しずつご紹介するコンサート・シリーズを昨年から始めました。今回は、ラッソがミュンヘン・バイエルン公の宮廷に就職してから、1563年に宮廷楽長に就任するまでに作曲された作品を中心にお聴きいただきます。副題「宮廷に秘められた音楽(ムジカ・レゼルヴァータ)」とは、音楽に精通した特別な聴き手のために「とっておかれた」音楽のこと。今回演奏するラッソの代表作「7つの悔悛詩篇曲集」はバイエルン州立図書館の至宝といわれる豪華写本で伝わりますが、雇い主であるアルブレヒト5世公は門外不出の作品として、この曲集の出版を許しませんでした。ラッソは、この特別な曲集の歌詞表現のために様々な工夫を凝らしています。このほか、宮廷礼拝堂で日常的に執り行われていたミサ典礼の様子が感じられる、グレゴリオ聖歌の定旋律に基づく「週日のミサ」と、軽妙なシャンソンに基づくミサ《ラ、ラ、ピエール先生》を組み合わせて演奏します。モテット《主に向って新しい歌を歌え》など円熟期に向かうラッソの音楽を、どうぞお楽しみください。
斉藤基史
演奏予定曲:
オルランド・ディ・ラッソ Orlando di Lasso(1532-1594)
週日のミサ(全曲)、ミサ《ラ、ラ、ピエール先生》よりグローリア
Missa De Feria & Gloria from Missa super "La,la Maistre Pierre"
モテット《主に向って新しい歌を歌え》
Cantate Domino canticum novum
7つの悔悛詩編曲集より詩編143番《主よ、私の願いを聞いてください》ほか
Psalm 143 "Domine exaudi " from Psalmi Davidis Poenitentiales etc.
- 開催日
- 2017年11月10日(金)
- 主催または登録者
- トキエンシス
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- 開場 18:30 / 開演 19:00
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